やる気なく水曜日
ズボンの裏の顔を鑑賞する

洋式トイレに腰掛けたとき視線を感じたことはないだろうか。
正面やや下方、自分の膝のあたりにだ。
いや別に覗きとか隠しカメラとかいう物騒な話ではない。
人間の脳の働きに迫る壮大な話なのだ。たぶん。

なお今年のネタはデイリーポータルZを知っていたほうがより楽しめるかと存じます。

(4月1日の管理人 勇璃)



ズボンの裏側には顔があるのだ!

何を言ってるんだこいつは、と思わないでほしい。
これを読んだあなたも明日から、いや、読み終わった瞬間から、筆者と同様「”やつら”が自分を見ている」という妄想に取り憑かれてしまうことだろう。

さて。


何の変哲もないジーンズの、


前面ポケット部分。この裏側を見ると…


どーん!

ね、顔だ。顔でしょう。なんか不服そうな表情の顔。いいから顔に見えると言ってくれ。

一応この顔のパーツを解説してみると
目→ポケットを補強するリベット
口→ベルト通しの縫い目
となっております。


ここらで豆知識

みなさんにも天井や壁などの木目が顔に見えた経験があるかと思う。 この、簡単なパーツの集まりが人の顔に見える現象にはシミュラクラ(類像)現象という名前があり、 心霊写真の大半がこの現象の仕業だと言われている。大ざっぱに言うと、点を逆3角形に配置すれば顔に見えちゃうよねというアレだ。 ∵ ←ほら、顔が!

だが今回、私が顔に見えると言い張っているこいつらにはパーツが2つしかない。片目と口のみ。
私の脳はどこまで「顔」を簡略化する気なんだろう。これが顔に見えるのは私だけなんじゃないか。
盛大に読者を置いてけぼりにしてるんじゃないか。


そんな不安を残しつつ次ページにて手持ちのズボンの顔を大放出していきたいと思う。




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